「ニホンアワサンゴ」と一致するもの

2010年9月12日

ニホンアワサンゴの産卵 Alveopora japonica Part2

タイトルには「産卵」と書きましたが、正確には卵ではなく「planula:プラヌラ幼生」、すなわちポリプの赤ちゃんを産みだします。多くの造礁サンゴの場合、夜間にプラヌラが出る事が多いようですが、ニホンアワサンゴの場合は日中に出る事がほとんどだという研究者の方からの情報を得て、今回も2本のダイビング(約2.5時間!!!)粘ってみました。

残念ながらプラヌラが出る瞬間そのものは観察する事はできませんでしたが、この株をみるかぎり、恐らく本日中、遅くとも明日中にはプラヌラの産出が完了するのではないかと思われます。

 

プラヌラ放出寸前のニホンアワサンゴ(動画)

 

ニホンアワサンゴの産卵 Alveopora japonica Part2

 

写真で見るとプラヌラの様子が良くわかります。小さな宇宙を観ているみたいですね。

 

 

 

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2010年8月29日

ニホンアワサンゴの産卵 Alveopora japonica

ニホンアワサンゴの産卵 Alveopora japonica

 

ニホンアワサンゴです。

明鐘で最も美しいとされるサンゴです。

良く見てください。

小菊のようなポリプの先端・・・。

ほら、ちょっとオレンジ色した・・・。

これが卵なんです!

 

ニホンアワサンゴの産卵 Alveopora japonica

 

ポリプの中を卵が行ったり来たり・・・胎動しているんです。

正確には卵というより、プラヌラ幼生・・・小さなクローンなんです。

いつか出てくるのではないかと、数十分も粘ってしまいました。

しかし、この日は、運が悪く、水面は27度、この場所は21度という異常な水温。

しかも流れもきつくなってきました。

ニホンアワサンゴの産卵シーズンは、通常は9月なのだそうで、これからが本番です。

しかも一般的には、サンゴの産卵は新月の夜・・・等と言われておりますが、このニホンアワサンゴは昼間の時間帯に産卵するのだそうです。見てみたいですよね!

9月も明鐘通いになるかもしれません。

ニホンアワサンゴにご興味のある方は、パロパロアクアティックへお問い合わせください。

 

撮影でずっと待っている間、撮影していた動画です(Canon EOS 5Dで撮影)。かなり流れが強かったのと、低水温で手がしびれちゃって、カメラを保持しきれなくなって・・・ガクッ!っとしちゃいました(汗;;

 

 

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2010年8月12日

Phestilla minor フェスティラ ミノール

Phestilla minor フェスティラ ミノール

 

すっかり明鐘では普通種になりつつあるPhestilla minor フェスティラ ミノールです。

ニホンアワサンゴを食すウミウシです。

沢山、卵を産んでますねぇ。

ある意味貴重な写真です。

それにしても、この明鐘がニホンアワサンゴの北限ではないかと言われているのですが、大丈夫かな。

 

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2010年4月 1日

Phestilla minor フェスティラ ミノール

ペスティッラ・ミノル Phestilla minor

 

 

ニホンアワサンゴを食するウミウシ、「Phestilla minor フェスティラ ミノール」です。

前回、観察した様子はこちらに記載しています。

ニホンアワサンゴを食べて摂取したカルシウムを利用して、自分の卵の殻を形成するというつわものです。

 

 

 

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2010年1月24日

千葉県鋸南町明鐘岬 奇跡の海のパワースポット

 

このブログでは、大瀬崎・大瀬神社が稀に見るパワースポットであることを、多々ご紹介してまいりました。

さらに大瀬神社(引手力命神社)と三嶋大社の関係、静岡県に点在する嵐山という地名と、東伊豆の引手力男命神社との関係、そして千葉県明鐘との結びつきを紐解いてきました。その記事をパロパロアクアティック主宰の魚地司郎さんが読まれ、「まさに関係があるのではないか」との貴重なご意見を頂戴しました。というのも、魚地さん曰く、明鐘の海は東京湾の中でも類稀な特別な海であり、周囲には見られない特殊な生態系があるということです。生態系の特殊さはパワースポット共通に見られる特徴です。早速、明鐘がいかに特別な場所なのかをご説明していきましょう。

 

明鐘の海の特殊性

1日のダイビングで数十種類のウミウシが観察できる比類ない海

このブログでご紹介してきたように、明鐘といえばウミウシが特に有名。ダイバーの中でもマニアックなウミウシファンたちが集うこの海は、単純にウミウシが好きというファンダイバーもいれば、深く生態を研究するマニア、あるいは専門的に研究されている研究者の方、博物館の有名な先生方、国公立大学の教授・助教授、珍しい海の映像を追い求めるプロのカメラマン、米軍関係者・・・あらゆる業界の方々が集まってくる不思議な場所です。

はっきりいって、この事だけでもパワースポットと言っていいかもしれません。ただダイビングを楽しむだけでは物足りなくなったら、パロパロアクアティックさんに出かけられてはどうでしょうか?眼から鱗・・・今までのダイビングはなんだったのか?というほどの拘りのガイディングを楽しむことができます。

ウミウシファンに支持されているウミウシ図鑑.com。こちらのサイトを見れば一目瞭然。明鐘で発見されたウミウシの数の夥しい事・・・。

冬のベストシーズンでは、1日のダイビングで40種類を越えるウミウシを観察することができる事も決して珍しくないといいます。豊富な種類と一言で言いいますが、内容的にはとても興味深く、はるか南方系のウミウシから、北方のウミウシが狭いこの明鐘岬一帯のエリアで観察することができるのです。これは非常に特別な事であるといわざるを得ません。

また非常に珍しいウミウシが出没することも見逃せません。昨年、一世風靡したハナデンシャから始まり、沢山の希少なウミウシがこの海域で観察することができるのです(もちろんいつも見れるわけではありませんが・・・)。

 

豊富な珊瑚

次に注目すべきは、東京湾屈指のソフトコーラルの群生地であるということです。

エダミドリサンゴ、キクメイシ、ニホンアワサンゴといった珊瑚たちが見事な珊瑚礁を形成している命の海です。

研究者からすればとても興味深い生態系だそうで、南方の珊瑚たちが豊富に育成しているほか、その北限となっているケースも少なくないそうです。我々がダイビングのためにエントリーする、渚の潮溜まりにはなんとキクメイシモドキ(Oulastrea crispata)という関東地方では非常に珍しい珊瑚がびっしりと成育しており、その北限になっているそうです。

 

 

東京湾 明鐘岬の珊瑚 

 

東京湾 明鐘岬のソフトコーラル 

 

 

東京湾 明鐘岬のソフトコーラル 

 

東京湾 明鐘岬のソフトコーラル 

 

東京湾 明鐘岬のソフトコーラル 

 

東京海底谷に直結する鯨道

 約2万年の昔。東京湾はまだ陸地であったそうです。その頃、古東京川と呼ばれる渓谷が存在し、これが後に海底に沈み、浦賀水道と東京海底谷となります。つまり、2万年前は数千メートルの高山だった場所が、今のゼロメートル地帯。深い渓谷の底だった場所は、2500mの深海を形成しているのです。

この東京海底谷に沿って、世界の3大海流である黒潮が東京湾に流れ込みます。この時、明鐘岬の南側にある「浮島」に黒潮がぶつかります。浮島は、直接、東京海底谷に直結する稀有なる場所です。

 

実はこの浮島周辺は、日本神話の原点であり、天皇家の墓とも呼ばれる神聖なる霊場です。紀元111年、景行天皇の息子、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が相模の国から上総の国へ船で渡ろうとするとき、海が突然荒れ狂ったといいます。その海を沈めようと自ら犠牲になり海に飛び込んだ妃(弟橘姫:オトタチバナヒメ)の亡骸がみささぎ島に流れ着いたとされています。「みささぎ」という言葉は天皇・皇后の墓を意味するそうです。(鋸南町勝山の歴史・文化案内書より)

海を鎮めるために女性が身投げをして鎮護するという話は、この弟橘姫にはじまり、以前このブログで記したことのある川崎の女躰神社(にょたいじんじゃ)の伝説にも見ることができます。

 

この浮島には、鳥居島、朝貢島、高塚角、天王塚、天王井戸、天王通りなどと、天皇行宮にまつわる遺跡が数多く残されているといいます。毎年7月には島まつりが行われるのですが、このお祭りは別名「鯨まつり」と呼ばれています。そう、この鋸南町には古くから鯨にまつわる伝説が語り告がれているのです。

 

鯨は東京海底谷に沿って東京湾に入り込みます。しかし、その先には「熱塩フロント」と呼ばれる潮目で作られた自然の結界が立ちふさがります。潮目は筋目(ストリック)と前目(フロント)の二つに分類することができ、熱塩フロントとは、神奈川県久里浜と千葉県金谷を結んだ位置にできる潮目のことで、くっきりと潮目が確認できるほどのはっきりとしたフロントができるそうです。ちなみに久里浜~金谷のラインは東京湾フェリーの周航路でもありますね。

 

浮島からこの熱塩フロントの間の海域は、江戸時代、鯨漁(いさな漁)がさかんに行われた特別な海域でした。現在では漁は行われておりませんが、多数の鯨がこの海域を遊泳していることが知られています。東京海底谷の神秘性は、NHKによって広く報じられたミツクリザメの繁殖活動にも現れています。

 

さてさて、明鐘岬の神秘性・特殊性を語るにはまだまだ調査が必要なようです。

浮島や鋸山、勝山の歴史名所、神社仏閣など調査範囲はつきません。

7月のお祭りを目標にこつこつと調べていこうと考えております。

 

続編をお楽しみに。

 

 

 

 

 

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2010年1月23日

Phestilla minor ニホンアワサンゴを食するウミウシ

 

 

 

ニホンアワサンゴ

 

 

 ニホンアワサンゴ。

千葉県保田海岸 明鐘岬の海にはニホンアワサンゴをはじめとする、多くの種類のソフトコーラルが生息している。

サンゴの天敵といえばオニヒトデを思い出すが、ウミウシの仲間でもサンゴを食する物がいる。

ただ、不思議なのは、ソフトコーラルを食するウミウシは、何種類かあり、それぞれ食するソフトコーラルの種類がはっきりと決まっているということだ。

今回観察した「Phestilla minor フェスティラ ミノール」は、ニホンアワサンゴを食していた。冒頭に明鐘にはニホンアワサンゴがたくさん生息していると記したが、不思議なことに、どのニホンアワサンゴにもフェスティラ ミノールが寄生しているわけではなく、ごく一部のニホンアワサンゴに、たくさんのフェスティラ ミノールが群がるようにして食い散らかすのだ。したがって、その狙われたニホンアワサンゴの群落は。約2週間ほどで真っ白な骨格だけにされてしまう。

 

 

 

Phestilla minor フェスティラ ミノール

 

上の写真は、完全に食い尽くされたニホンアワサンゴの骨格の上を這うPhestilla minorである。

もともと、このPhestilla minor自体は珍しいウミウシで、明鐘でしょっちゅう見るような普通種ではない。

そのPhestilla minorがどうして、急にこのニホンアワサンゴに集まってきたのか不思議でならない。

想像だが、集まってきたのではなく、このニホンアワサンゴの群落の中で増殖したのではないのかということだ。

 

 

Phestilla minor 

 

たくさんあるニホンアワサンゴのどれもが被害にあっているなら、Phestilla minorが急に増えたという解釈ができるが、その一箇所だけだということは、その場所に何らかの理由で幼生が流れ着き、そこで繁殖したのではないかと見るほうが自然ではないかと思う。

 

INDO-PACIFIC NUDIBRANCHS AND SEA SLUGS (Terrence M. Gosliner, David W. Behrens, and Angel Valdes)」のP.371には、サンゴの骨格を食べ、白い半円の卵塊を形成すると書いてある。

なんとサンゴの骨格から吸収したカルシウムを使って卵の塊を作るというのか!?

なんと凄いウミウシである。

 

 

 

 

 

 

 

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2009年12月19日

東京湾のソフトコーラル Coral reef in Tokyo Bay

 

 

東京湾のソフトコーラル 

 

 

 

 

 

東京湾のソフトコーラル 

 

 

黒潮が流入しているので、水温が19度以上と、この時期にしては高水温。

ウミウシがなかなか見つからないので、ソフトコーラルを観察しました。

東京湾・明鐘岬(みょうがねみさき)のソフトコーラルです。

 

ジョウガシマチョウジガイ(Caryophyllia jogashimaensis

 

ジョウガシマチョウジガイ(Caryophyllia jogashimaensis)

 

ナシジイソギンチャク(Nemanthus sp.

 

 

ナシジイソギンチャク(Nemanthus sp.)

 

ナイトダイビングではきっと花咲いてくれるでしょう。

今は昼間なのでお休み中。

 

 

ニホンアワサンゴAlveopora japonica

 

ニホンアワサンゴ (Alveopora japonica)

 

 

ニホンアワサンゴ (Alveopora japonica)

 

 

 

 

 

 

【使用器材】

 

 

 

 

 

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2009年11月 4日

東京湾の珊瑚たち Protect the coral in Tokyo Bay !

 

 

東京湾にも沢山の珊瑚が生息しています。

ソフトコーラル、ハードコーラル。色とりどりの珊瑚が大都会「東京」の真下で生息しているのです。

 

ジョウガシマチョウジガイ

 

ジョウガシマチョウジガイ

 

タコアシサンゴ

 

ニホンアワサンゴ

 

上から・・・

ジョウガシマチョウジガイ(Caryophyllia jogashimaensis

ジョウガシマチョウジガイ(ブルーのカラーバリエーション)

タコアシサンゴ(Monomyces niinoi

ニホンアワサンゴ(Alveopora japonica

まだまだ、紹介しきれないくらい沢山の珊瑚の仲間が生息しているんですよ。

 

ところが、最近、これらの東京湾のサンゴが違法に密漁され、売買されていると聞きます。

そういった行為がどうして見過ごされているのか?

不思議でなりません。

ペットとしてサンゴを飼育する事も流行しています。

貴重なサンゴや海水魚をペットとして飼育するのをやめましょうよ。

結局、そうやって喜ばれるから、売買されるわけなんですよね。

ですから、海水魚(特に近海物の稀少種)やサンゴを飼育する事をやめましょう!

人間が、今、何か我慢しなければ、地球は間違いなく破綻の運命をたどっていくことでしょう。

「全てを手に入れたい」という人間の奥深い煩悩が、地球全体を病気にしています。

 

Valuable coral reef in Tokyo Bay.

Recently, it has been a surge in the illegal poaching of coral.

Not picked coral!

Do not breed Corals!

Protect the coral in Tokyo Bay!

 

 

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